5 枚方・LRT研究会の行政への今後の協力
1) 実現可能性に関しての共同研究
われわれは枚方にLRTを実現するべく市民独自の立場から3年間研究・検討を重ねてきましたが、道路に軌道を設置する交通機関の建設は、枚方市が推進母体とならない限り実現しないことは明らかです。LRTは市民生活を充実させる「都市の装置」(建設省)と定義されていますが、これまでに述べてきた各種特性を踏まえて、枚方市が実現の可能性に関してまず検討されることを希望し、また心から期待するものです。われわれ研究会も市当局の検討にこれまでの各種情報を提供し、共同で研究したいと考えます。
研究会ではLRTルート・トランジットモールの位置などについて検討を行なっていますが、今回の提言段階では述べることは控え、今後の共同研究にゆだねたいと考えます。
2) 市民へのアピール手法の研究と推進
これまでの研究会活動は主としてLRTに関する情報資料をもとに学習を行なってきましたが、今後はそれとともに枚方でLRTシステムを実現する条件作りを行なっていこうとするものです。その場合何よりも重要なことは市民の皆さんのLRTに対しての理解を求める活動ですが、行政の立場を補完しながら、一市民団体のレベルから市民にアピールして効果を上げてまいりたいと考えています。その手法などを研究し真に多くの市民の方々の共感を得ていきたいと考えます。
以上、枚方市にLRTが実現されるための提言を行なってきましたが、是非ともこの提言を採択していただけることを切に希望するものです。