第1回ワークショップ報告書

はじめに

枚方・LRT研究会では、LRTを是非とも枚方に実現させたいと、1998年から活動を進めてきました。

これまで、RACDAの岡 将男様や、広島電鉄の中尾正俊様、また、太田勝俊先生、新谷洋二先生達をお招きして、お話を伺い、あるいは、独自に勉強会を持って、研究を進めてきました。

 その成果として、本年の5月20日には、「枚方にLRTを実現させるための提言」をまとめ、中司枚方市長に提出したところです。

 今回は、市民の間にも、活発な議論を呼び起こそうと、市民の方にも呼びかけて、ワークショップを行いました。

LRT交通システムの特性と利点は、

1)    それ自体ネットワークを形成すると共に、バスや自動車その他の乗り物と連携して、都市交通のネットワークを形成し、高齢者や障害者を含めすべてに人にとって、移動しやすい環境を提供する。

2)    まちづくりの構成要素となり、中心市街地活性化・魅力あるトランジットモールを形成する。

3)    輸送の効率化と環境負荷の軽減効果をもたす。

というところですが、今回のワークショップは、2)の「トランジットモール」をテーマとしたものです。

その結果、約40名のご参加を得て、まず最初に、本田様に話題提供をいただき、その後、参加者全員により、「LRTとまちのにぎわい」〜枚方にトランジットモールを導入するとどうなるか〜というテーマでワークショップを行いました。

 短い時間の中でしたが、地図の上に具体的なイメージを描きながら、終始活発なご議論をいただき、多くの成果を得ることができました。

 これを、一つのステップとして、広く市民の間で、LRTを軸とした交通システムの構築について、理解が深まり、実現へ向けて大きく進んでいくことを期待します。

 このワークショップの開催にあたり、話題提供をいただきました本田様、グループファシリテータを務めていただきました、金城様、尾花様、小竹様、松山様、宮本様、大変お世話になりました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

枚方・LRT研究会

代表  長山泰久


目次

  1. LRTによるトランジットモールとまちのにぎわい(話題提供 本田 豊 氏)(PDF)

  2. ワークショップのまとめ

  3. 今後の課題

  4. 平峯氏・長山代表のコメント


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