ワークショップの結果まとめ

今の枚方市駅周辺をどう思うか

 

枚方市駅周辺の賑わいが衰退している

     昔は市駅の周りに商店街があったが、現在さびれてきている

枚方市駅が単なる通過点になっている

     通勤・通学で駅を通過してしまっている
   駅前で人が滞留することなく,さびれてきている

     住宅(ベッドタウン)としてのまちとなり寝に帰るだけになっている

JR沿線との東西分裂

 

 

 

     枚方市は京阪沿線とJR沿線とで東西の地域分裂が生じて来ている
(市駅の枚方市内の中心性が失われている)

基盤整備の遅れ

     歴史街道が車の抜け道になっている

    市街化計画(基盤整備)が進まない内に都市化が進行した

     国道307号は交通量が多い

     駐車場が少ない

     道路幅が狭すぎる

土地利用の問題

     枚方市駅西部、淀川方面には広大な空き地や公園等があり,環境の向上に寄与しているように見えているが、商業施設の発展性という点ではかえってその発達を阻害してしまっているような面もある。

     官庁街が商業施設の発展を阻害している(商業施設が対応しきれていない)

高齢者・障害者への配慮に欠けている

     枚方市駅前は老人・障害者が来づらい街になった。

その他

 

     市民が集える場がない

     シネコンが無い

     きれいなホテルが無い

     マンション街になりつつある

     大型店が点で存在

 

どこに導入するか(全体のルート等)

 

駅南のプロムナードをトランジットモールに

 

     官公庁の通りには駅前からプロムナードが整備されているが賑わいの点においてはちょっと物足りない。このあたりをトランジットモール化の原点と考え低床電車を入れると歩行者も受け入れやすいのではないか。さらにこのプロムナードに樟葉のような商業施設プラスできればいい

京街道をトランジットモールに

     市駅と市域南部との結節も考慮して、市駅〜京街道〜枚方公園〜香里団地のルートも提唱したい。

     京街道を生かしたトランジットモールを導入するのはどうか。

香里団地⇔枚方市駅

     原案のルートだけでなく,南側の香里団地からの集客も考える
   香里団地〜ひらかたパークを回って、淀川を越えて高槻まで結ぶ

高槻⇔枚方市駅

     枚方と高槻とを結ぶ路線や、

樟葉⇔松井山手

     樟葉〜松井山手の路線等も有効では。

枚方市駅⇔外大⇔穂谷川⇔山田池公園⇔

     事務局提示の案に対し、外大の中をLRTを通過させ、穂谷川沿いを通り、山田池公園内を通過するようなルートを提示。

 

 


車をどうするか

 

買い物には車指向が強い

     市民の行動意識として買物は自動車で、という傾向が強い。(自転車・徒歩は若干であるが存在するという感じ。)

車を排除ではなく、公共交通と機能分担すべきである

     枚方市駅前(中心市街地)へは、車でのアクセスに限界を感じる人が多い,一方単にトランジットモールを入れるというだけで自動車を締め出しても商店の人から反対が出る
→締め出しでは無く、機能分担であるという考えを定着させる必要がある。

     車社会から脱却するためにパークアンドライドの導入,市駅への自動車乗り入れ規制を複合的に行っていく

代替え道路、駐車場が必要

     環状道路が必要
通過交通をどうさばくのか、中心市街地周辺部の駐車場をどうするのか

     通過交通を迂回させて欲しい

     駐車場をバランスよく配置して欲しい

公共交通への誘導策が必要

     バスの運賃の値下げで乗客増を考える事も必要では。

     目的別にバスに誘導すべき交通機関にインセンティブを与えることも必要では。

     バスを専用レーンで優先化して欲しい

     バスに目的地制を導入してほしい

     バス、タクシー、自転車中心にまちを再編成

 

 

まちの魅力をどうつくるか

中心市街地をどう造りかえるか

 

枚方市駅が単なる通過点ではなく、人の流れを留めておけるような魅力あるまちづくり

     枚方市駅が単なる通過地点(乗り換え駅)になってしまっては,LRTを入れても余り意味が無い。

     導入するには、ある程度人の流れを留めておけるような魅力ある街づくりを考えて行なわないと、効果が現れないのでは。

     市駅での途中下車をできるようにする

     人々のニーズに合った(魅力ある)施設を提供していく
たとえば通勤者をターゲットにして、夜遅くまで買物できるような商業施設

京都・大阪とは違った魅力

     枚方市街の商業活性化は、大阪・京都等の大都市部の商業施設とのすみわけを考えなければならない

文化施設

     映画館や図書館等の文化施設の充実を図る。

     時間消費型のまちづくりとして映画館等人間中心のまちづくりをしていく

都市基盤の強化が必要

     現状は交通インフラを超えた交通があり、そのことを考慮した基盤の強化が必要

     電線の地中化

歩行者中心のまちづくり

     市駅中心を歩行者中心のまちにする(歩いて楽しい駅前,自動車を気にしなくていい空間づくり)

     広場や街路の整備をすすめ市民が自由に使えるようにする

     大勢の人が集まれる広場が欲しい(学生を客として取り込む)

     市駅周辺だけ自動車進入禁止の時間帯をつくって欲しい

会議・会合にも使えるホテル

     魅力的な施設を導入するにはどういったものがいいのか
枚方にはきれいなホテルがない。ホテル(会議・会合等にも使えるような)などが欲しい

 

女性が喜ぶトランジットモール

     一番お金を使うのは女性。(買い物がしやすくなるという点で)女性が喜ぶトランジットモール

高齢者がお金を使いたくなるまち

     一番お金を持っているのは高齢者。 高齢者がお金を使えるまち(お金を使いたくなるようなまち)

遊園地のようなトランジットモール

     トランジットモールの遊園地化 (梅田の観覧車のようにする)

商業立地とLRT整備

     商業立地とLRT整備等を複合的に考える。

     官庁街に樟葉のような商業施設をプラスする(魅力の向上)

商業者と連携

     商業者の理解が必要
郊外店舗と中心部商店街とのすみわけが必要
商業者との合意形成をとっていく必要がある

人と資源をつなぐLRT

     「人と資源をつなぐLRT」を目指す
資源として(淀川、天野川、台地等の)自然、(百済寺、京街道など)歴史があり、それらをLRTによってつなぐ。

     天野川や京街道の魅力を生かしたまちづくり

     京街道などのイメージアップ

ヨーロッパ型トランジットモールは関西になじむか

     LRTが走行していて、その脇を人が歩くといったトランジットモールの中を歩くのは関西でなじむのか

     欧米型トランジットモールというのは日本で定着するだろうか。日本の繁華街は面的に広がったものであり、表通りと裏通りの関係で賑わいが創出されている場合が多い。

     心斎橋やアメリカ村のような狭くごみごみしたほうが賑わいを創出できるのでは。