皆で、LRTというロマンを追求しましょう 

 長山です。本日は大変厳しい雨の中お見え頂まして心から感謝申し上げます。枚方にも新しい路面電車を! ということで研究会を発足させようということで本日の発足総会になりました。

 この会は大きなロマンを描くための会であると私は思っております。われわれの生活を豊かにするものの追求であります。私の話を聞いた上で研究会への入会を決めようと思っておられる方もおありかと思いますが、私の話が下手であっても、その夢とロマンを皆さんとともに開かせて参りたいと思いますので是非ともご入会下さい。

 本日はどのくらいの方がお集まりいただけるかと心の中で心配しておりましたが、これだけ沢山のかたがお出で頂き、先ほど司会の平尾先生がおっしゃいましたように、私も心から感謝するところでございます。

 本日お話しいたします内容のキーワードはお配りしましたレジメに示したとおりです。LRT、高齢社会、生活の質・移動の質、活性化された街並み、利用者の視点、皆でロマン(夢)を、中規模都市などです。

 高齢社会を迎えるに当たって、その方々の生活の質を確保するためには移動の質を高めなければならないという考えが私の頭にはあります。さらに最近日本の経済状態が悪くなり商店街などが活気を失って参りました。外国の状態を見ていますと、路面電車が通りトランジットモールとして非常に活性化された街並みが各所に見られます。そこには多くの人が集まり、生き生きとして楽しい生活を送っている様が見られるのです。そういう面も真剣に考えざるを得ないのです。

 このようなことは当然行政の方々、政治家の方々が考えられるべき事柄ではありますが、われわれ交通機関を利用するものの視点で、街づくりに必要な交通機関、通勤や買物に必
要な交通機関を利用するものの視点で、まず考えてみてよいのではないかと思うのです。われわれの枚方という中規模都市で、みんなでロマンを描いて、路面電車ではなく、ロマン電車を作り出していきたいと考えるのです。

記念講演目次へ  次ページへ

qmark1.gif (1127 バイト)