路面電車サミット行われる |
☆路面電車サミット'99 in とよはし☆
平成11年6月4日,愛知県豊橋市に全国の路面電車愛好支援団体と電車事業体,自主的研究を進める地方自治体が一同に会し,『人と環境に優しい公共交通システム』として,『路面電車を活かしたまちづくり』について討論が交わされました.
また,このサミットでは,活発に交わされた議論の結果を宣言として発表していますが,その内容はこれからの都市交通における路面電車の果たすべき役割や今後のあり方などを明確にした大変重要な宣言です.そして私たち枚方・LRT研究会の今後の研究活動の取り組みにもかかわるものなので,ここで紹介いたします.
(サミットの様子:豊橋鉄道原田さん提供)
路面電車サミット宣言
1. 環境問題と路面電車
二酸化炭素削減をはじめ,わが国の取り組むべき環境問題に対応する路面電車の発展に尽くします.
1. 中心市街地問題と路面電車
各都市の中心市街地を活性化させる切り札として,路面電車を活かした歩行者重視のまちづくりを進めます.
1. 都市交通問題と路面電車
都市全体の交通体系の中で自動車優先の考え方から脱却し,自家用車と公共交通機関の役割分担を明確にし,スムーズで心のゆとりの持てる移動方法の研究活動に取り組みます.
1. 福祉問題と路面電車
バリアフリーな車両の実現をめざし,ベビーカー,高齢者,障害者などをはじめ誰にでも利用しやすい乗り物として路面電車の向上発展に寄与します.
1. 21世紀と路面電車
21世紀の都市交通システムとして,LRT(Light Rail Transit)の社会的理解と導入促進のため私たち愛好支援団体と電車事業体,自主的研究を進める地方自治体はともに協力し研究を進めます.