中司 宏 枚方市長挨拶

(1999年5月22日第4回研究会で)

 皆さん、こんにちは。ただ今、ご紹介いただきました枚方市長の中司でございます。シンポジウムに先立ちまして、昔さんに一言ごあいさつを申し上げます。

 今、代表からごあいさつがありましたが、このLRT研究会が発足されて、ちょうど1年がたちました。この間、先生を中心に、役員や会員の方々が本当に熱心に活動を展開してこられました。

 また、先日は、枚方市の次期総合計面について、大変貴重なご提案をいただき、ありがとうございました。この計画は、21世紀のまちづくりの基本となるもので、この中に市民の皆さんの意見を取り入れていこうと、多くの方々の提案を間かせていただいている訳ですが、そうした多くの課題を市民参加の中で受け止めながら、21世紀の枚方の新時代を築いていきたいと考えています。

 課題は数多くありますが、とくに環境問題には先駆的に取り組んでいきたいと思っています。枚方市が抱える大きな環境問題にこみ処理の問題があり、どうしても新しい清掃工場をつくらなけれぱならないということで、地元の方々にお願いしているところですが、その中で、ごみの減量につきましては、市民一人ひとりがごみを出さないという意識を高めなければ、この問題は解決できないと思います。

 同様に、交通渋滞の問題も一人ひとりができる限りマイカーの利用を控え、公共交通を利用するという意識の改革が必要です。そうした意識の目覚めの中で、環境保全都市をめざしていきたいと考えています。

 このLRTにつきましても、そうした発想は夢のある枚方をつくっていくために欠かせないものという認識をさせていただいていまず。導入につきましては、様々な課題があると思いますが、本日のシンポジウム、パネルディスカンションを通じて活発な意見を展開していただき、一つひとつの問題を解決する中で、将来的にLRTを枚方にも導入するという方向づけをきちんとしたところで、行政にも提案していただきたいと思っています。

 1周年を記念した本日のシンポジウムが意義あるものとなり、皆様方の活動の輪をさらに広げていただき、大きな成果をあげていただきますことを心から祈念申し上げますとともに、皆様のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げ、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきまず


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