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 京阪宇治交通(株)は、9月20日から通勤定期券を環境定期券へと変革致しました。

  以下の文章は、9月26日会員交流会における「佐々木副代表」の話題提供レジュメの一部です。

  この9月20日から、あなたの通勤定期券が環境定期券に変わりました。(西日本で始めての試みが、京都南部と枚方市楠葉地区で認可されたのです。)休日のマイカー利用を抑え、交通混雑を緩和し、二酸化炭素削減にも役立てようというものです0。

  通勤定期券所有のお客様が休日にバスを利用されると、同伴のご家族も運賃を均一に大人100円、小人50円とあります。関西空港リムジンバスを除き、券面表示区間を超えて全線でご利用頂けます。

 元運転手の提案を採用し、準備を進めていくうちに、エコロジー先進国のドイツで、数年前から好評のうちに実施されていることがわかりました。日本でもちょうど一年前に神奈川のK社が始め、その周辺で追随企業が出ています。京都南部から関西にも同じ展開がおき、バスを見直して戴けるきっかけになったとしたら、こんな嬉しいことはありません。

  しかし、彼の提案から動き出すまで随分手間取り、お客様や彼にも申し訳ないと思っています。そんなものは、もう通勤定期とは言えない。お客様への公平なサービスにならない云々、議論百出でしたがやっと踏み切ったのです。

  よその二番煎じでもいい、提案にはエネルギーが要ります。成功法則を踏まえた大事な取り組みだと思っています。

  実は、私は別な意味でも、是非この企画をやりたいと考えてました。常連のお客様への最大のサービスは何か。通勤定期券のお客様以上の常連様はないからです。

「休日は、奥様やお子達と、そしてお母様、ご姉妹と、どうぞバスでお出かけ下さい。地ビールレストランにも是非どうぞ。」

 魂胆は、見え見えなのですが、お一人でも多くの方にバスの乗って頂きたいのです。百円。均一バスをどうぞ。

 これが新しいバスの提案第三弾です。 第一弾は、京都南部より夢を運ぶ関西空港リムジンバスでした。第二弾は、バス会社なのに地ビールを作り、ビールバスの運転を始めました。そこで、第三弾として環境定期券を導入しました。

  第四弾は、自治会と商店街と提携したコミュニティバスに取り組んでいます。バス停 間隔二百メートルの小型超低床バスで、お年寄りやお子達連れの方も安心して買い物や通院して頂けるバスです。 マイカーと勝負できるバスに取り組んでいます。

枚方・LRT研究会会報第2号目次へ戻る