2019年10月20日

富山地鉄環状線・富山ライトレール富山港線(現地鉄富山港線)視察記

2019年10月20日、長江隆司、三星昭宏、山本直弘の3氏は富山市を訪問し、富山地鉄環状線・富山ライトレール富山港線及びその沿線を視察した。以下は山本氏によるレポート。 
(地図は https://f.hatena.ne.jp/iwase_akihiko/20130616223825 より)

当日(10月20日)は3名の参加で富山地鉄環状線・富山ライトレール富山港線(現地鉄富山港線)沿線を見て回った。

まずは駅前周辺から。地鉄富山駅は宇奈月温泉や立山を結ぶ観光路線であるとともに,富山東部の地域の足である鉄道路線を束ねるターミナル。ねずみ色と白をベースとした電車に混じって、京阪や西武・東急から移籍してきた電車も頻繁に顔を出す。この日はちょうど京阪特急の色を纏った列車が入線していた。

3月から南北の直通が始まる富山駅高架下ではまさに工事がたけなわ。路盤部分はほぼかたちができてきていた。高架下ホームは現在供用中の南側3面2線に加えて北側にも3面2線が造成中であった。 


地鉄富山駅

富山駅から北方面をのぞむ

南側のホームから大学前へ向かい,富山大学の前を通って県道が高山本線を乗り越える手前まで歩く。この先へは小杉・高岡方面へ向かう地鉄バスが公共交通の任を担う。 

大学前からは丸ノ内停留所まで戻り,運転士から乗継券を受け取って環状線に乗り換え。えこまいかやパスカであれば降車時タッチのみで引き続き乗車できる。ちょうど隣接する線路に環状線の車両が入線。すぐに乗り換える。 


乗り継ぎ

乗り継ぎ券

総曲輪でにぎわいを見せるグランドプラザ前で下車。この日はワインをテーマにしたバル形態の催し物が開催されており,多くの人出で賑わっていた。一方で北側の商店街は人の動きが少なく,対照的であった。 


総曲輪

富山市まちなか賑わい広場(グランドプラザ)

市内線を横切って少し東へ歩き,いたち側の湧き水を見物して富山駅へ戻る。今度は富山港線で岩瀬浜に向かい,電車とバスの接続状況を見学。ICカードでの利用であれば運転席前出口・後部入口のどちらからでも下車できるようになっている。岩瀬浜では1本列車を見送り,停留所やロータリーの構成について説明を受ける。


地鉄富山駅前とセントラム

富山駅前北

岩瀬浜

富山北駅に戻ると少し北側へ歩いて富岩運河環水公園へ。ここも整備が進んで風景が大きく変わったところ。天門橋の展望台から眺める運河の様子は国内とは思えない雰囲気を醸す。到着したのが夕刻ということもあって,観光船が入ってきたその光景はさらに異国情緒を演出していた。


富岩運河

富岩運河冠水公園とスタ-バックス

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