枚方の公共交通システムとそのネットワークを考える
枚方の公共交通システムとして、LRT・鉄道・バスのネットワークを!
枚方の公共交通政策にはネットワークの考え方が欠けているといわれている。われわれの日常のモビリティを高める公共交通機関は単一経路でなくネットワークを形成していることが望まれる。
公共交通のネットワークとは?
- 個々の交通機関・路線が連結している
- 目的地に行くことが乗換えにより可能であり、市民の足として便利になる
- 目的地に行くルートが幾通りかあり、選択可能である
- 料金は乗換えても同一料金である
- 鉄道・軌道・バスの全公共交通機関が連合する
- 乗換え抵抗が低く、バリアーとならないようにする
- P&R、B&R などとのネットワークも考える
外国における公共交通のネットワークの実例
チューリッヒ・バーゼルのネットワーク
人口36万人のチューリッヒが最もネットワークが完成した都市と考えられる
1871年中央駅落成、1882年 最初の私企業路面馬車が運行開始、1990年 S-Bahn開業S-Bahn・鉄道・トラム・バス・湖上船舶で公共交通システムの交通連合結成
現在トラムは13系統
○印 中央駅前には5系統が集中している
□印 中心から離れたMilchbuck駅には4系統が集中している
バスとは乗換え抵抗なしで乗換えられるようになっている
街全体に安い料金で自由に移動できるような 公共交通のネットワークが張り巡らされている
チューリッヒのトラムの路線網(Liniennetz)
チューリッヒのトラムとバスのネットワーク
トラムとバスが同じ停留所を使用
中央駅付近 多系統の路線が集中
周辺部のMilchbuck駅にも4系統の路線が
ネットワークを形成している
スイス第四の都市Baselの公共交通のネットワークも目を見張るものがある 人口18万人の都市に 11系統の低床式路面電車が走っている
枚方のLRTを公共交通ネットワークとしてはどう考えるか?
現在の人の移動現状、将来の都市合併を考えに入れて、寝屋川・交野・高槻・八幡・京田辺・学研都市なども視野に入れる必要があるが、さし当たっては枚方市内のネットワークを主として検討
現実に枚方でのネットワークを考えるに当たっては、京阪電鉄本線・交野線・JR学研都市線などの鉄道線、京阪バス・京阪宇治交通各系統などを考えに入れる
鉄道駅、住居人口集中地、公共施設、大学、集客施設などを考えに入れる
京阪電鉄−枚方市・楠葉・枚方公園・(香里園・交野市・寝屋川)
J R学研都市線−藤坂・長尾・津田・松井山手・(星田)
自然環境へのアクセス(枚方市東部地区への)[諸外国のネットワークには自然環境へのアクセスが必ず含まれている]
枚方市境と鉄道 赤が市境 青が鉄道
LRTのネットワークを入れてみれば 関西外国語大学
山田池公園
枚方市総合体育施設
王仁公園
大阪国際大学